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        <title>林尚芳 on Data Visualization Japan</title>
        <link>https://data-visualization.jp/speakers/%E6%9E%97%E5%B0%9A%E8%8A%B3/</link>
        <description>Recent content in 林尚芳 on Data Visualization Japan</description>
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        <lastBuildDate>Tue, 27 Dec 2022 00:00:00 +0000</lastBuildDate><atom:link href="https://data-visualization.jp/speakers/%E6%9E%97%E5%B0%9A%E8%8A%B3/index.xml" rel="self" type="application/rss+xml" /><item>
        <title>LT：林 尚芳／「俯瞰」可視化が情報探索・分析を変える</title>
        <link>https://data-visualization.jp/overview-visualization/</link>
        <pubDate>Tue, 27 Dec 2022 00:00:00 +0000</pubDate>
        
        <guid>https://data-visualization.jp/overview-visualization/</guid>
        <description>&lt;img src="https://data-visualization.jp/overview-visualization/cover.jpg" alt="Featured image of post LT：林 尚芳／「俯瞰」可視化が情報探索・分析を変える" /&gt;&lt;p&gt;Data Visualization Japan Meetup 2022（2022年12月27・28日開催）における、林 尚芳さん（株式会社VALUENEX）のLTです。前年の講演で紹介した「俯瞰図」について、そのアルゴリズムと背景思想を掘り下げます。&lt;/p&gt;
&lt;hr&gt;
&lt;div class=&#34;video-wrapper&#34;&gt;
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    &gt;
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&lt;/div&gt;

&lt;p&gt;「俯瞰可視化が情報探索・分析を変える」というタイトルでお話しさせていただきます。&lt;/p&gt;
&lt;h2 id=&#34;自己紹介&#34;&gt;自己紹介
&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;VALUENEX&lt;/strong&gt; という会社に所属し、&lt;strong&gt;研究開発推進のための調査・データ分析&lt;/strong&gt;をやっています。クライアント企業の研究本部の方が多く、&lt;strong&gt;研究戦略を考える上で必要な特許・論文・スタートアップといった情報を分析して知見をお渡しする&lt;/strong&gt;ということを普段やっています。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;プライベートでは、&lt;strong&gt;これまで東京に住んでいたのですが今年関西に移住&lt;/strong&gt;しました。**会社は東京にあるのですがフルリモートで働いています。**関西移住に興味があるという方もぜひお声がけください。&lt;/p&gt;
&lt;h2 id=&#34;前回の振り返り&#34;&gt;前回の振り返り
&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;実は昨年もお話しさせていただきました。テーマは「&lt;strong&gt;科学技術情報分析の面白さ&lt;/strong&gt;」です。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;特許や論文といった科学技術情報は人類の叡智が蓄積された情報源&lt;/strong&gt;であり、&lt;strong&gt;データ分析や可視化によって面白い情報を抽出できるので、ぜひ皆さんもやってみてください&lt;/strong&gt;という啓蒙活動でした。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;その事例の一つとして紹介したのが「&lt;strong&gt;俯瞰可視化&lt;/strong&gt;」です。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;データ可視化に関する研究論文を約3万件集めて可視化した&lt;/strong&gt;もの——&lt;strong&gt;「データ可視化の可視化」&lt;/strong&gt; と呼んでいました。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;一つ一つのプロットが論文で、アブストラクトが似ているものを近くに、似ていないものを遠くに配置&lt;/strong&gt;しています。&lt;strong&gt;点が密集しているところは一定の技術領域&lt;/strong&gt;になっていて、大きくまとめると——データマイニング、テキストマイニング、動きの分析、バイオ・医療、シミュレーション、レンダリング、インタラクション、モバイル・IoT——&lt;strong&gt;基礎技術から応用まで幅広く見える。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;3万件を読まなくても、まず全体像を見て、その上で時系列推移やプレイヤー別に見ることで技術動向を把握できる。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;今回は、&lt;strong&gt;この俯瞰可視化というアプローチそのもの&lt;/strong&gt;について——&lt;strong&gt;アルゴリズム&lt;/strong&gt;、&lt;strong&gt;背景思想と情報探索・分析を変える可能性&lt;/strong&gt;、そして&lt;strong&gt;関連プレイヤー&lt;/strong&gt;の3つをご紹介します。&lt;/p&gt;
&lt;h2 id=&#34;-アルゴリズム&#34;&gt;① アルゴリズム
&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;距離を求めてプロットするには、&lt;strong&gt;文章をある程度数値化&lt;/strong&gt;しなければなりません。&lt;strong&gt;数値化さえできれば距離計算ができます。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;文章の場合は&lt;strong&gt;単語&lt;/strong&gt;でやります。&lt;strong&gt;単語と文書のマトリックス&lt;/strong&gt;を作り、「&lt;strong&gt;単語1は文書1に対して0.4くらいの重要性がある、単語2は全くない、単語3は0.2くらい&lt;/strong&gt;」というスコアを計算する。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;このスコアを一つのベクトルとみなす&lt;/strong&gt;と、「文書1と文書2のベクトルは結構似ている」「文書3はちょっと違う」といった計算ができるようになります。&lt;/p&gt;
&lt;h3 id=&#34;重要性スコア--tf-idf&#34;&gt;重要性スコア ― TF-IDF
&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;有名なところでは &lt;strong&gt;TF-IDF&lt;/strong&gt; があります。&lt;/p&gt;
&lt;ul&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;単語1が文書1にたくさん出てきたら重要&lt;/strong&gt;（出現頻度に基づいて高くなる）&lt;/li&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;ただし、文書1にも2にも3にもその単語がたくさん出てくるなら、文書1の特徴語とはみなせない&lt;/strong&gt;（偏在度で減る）&lt;/li&gt;
&lt;/ul&gt;
&lt;p&gt;つまり**「その文書でよく出てきて、かつその文書にしか出てこない単語」が高くなる**スコアリングです。&lt;/p&gt;
&lt;h3 id=&#34;次元圧縮&#34;&gt;次元圧縮
&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;ベクトル化すると、&lt;strong&gt;似ているものが近くに配置されます。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;図では3次元で表していますが、&lt;strong&gt;実際の単語数は数千・数万あるので、本当は数万次元。人間が理解できない次元数&lt;/strong&gt;になってしまいます。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;そこで&lt;strong&gt;関係性をなるべく保ったまま2次元に圧縮&lt;/strong&gt;します。方法はいくつかあり——&lt;strong&gt;多次元尺度構成法（MDS）、主成分分析、t-SNE、UMAP&lt;/strong&gt;など。&lt;strong&gt;ここも日々新しいものが提案されています。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;ベクトル化手法も TF-IDF は一つの方法&lt;/strong&gt;で、他に&lt;strong&gt;トピックモデルや Doc2Vec&lt;/strong&gt; などがあり、&lt;strong&gt;こちらも日々進化&lt;/strong&gt;しています。&lt;strong&gt;データ分析者はベクトル化手法と圧縮手法を組み合わせて俯瞰可視化を作る&lt;/strong&gt;わけです。&lt;/p&gt;
&lt;h2 id=&#34;-なぜ俯瞰可視化が必要なのか&#34;&gt;② なぜ俯瞰可視化が必要なのか
&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;私たちが情報探索をするとき見慣れているのは、&lt;strong&gt;検索してリスト表示する&lt;/strong&gt;というやり方です。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;lens.org で「データビジュアライゼーション」と検索すると&lt;strong&gt;3万件&lt;/strong&gt;ヒットします。ページ送りもできますが——&lt;strong&gt;果たしてこの3万件を全部読みますか。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;Google や Yahoo! で検索した時も、結局は上の方しか見ないのではないでしょうか。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;そして&lt;strong&gt;リスト表示では、隣り合ったものが似ているのかも分かりません。&lt;/strong&gt;「これはネットワークやサービスマネジメントのデータビジュアライゼーション、これは図書館に関するデータビジュアライゼーション」——&lt;strong&gt;隣り合っているけれど、似ているのかどうか分からない。おそらく似ていない。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;つまり——&lt;/p&gt;
&lt;ul&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;全部見られず、上位のものに目が行きがち&lt;/strong&gt;&lt;/li&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;隣り合った検索結果間の関係性が見えない&lt;/strong&gt;&lt;/li&gt;
&lt;/ul&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;このままだと、全体像が分からないまま一部の情報だけを見てしまう。それが視点の漏れや知識発見の機会損失につながる&lt;/strong&gt;のではないか。&lt;/p&gt;
&lt;h3 id=&#34;overview-first-zoom-and-filter-details-on-demand&#34;&gt;Overview first, zoom and filter, details-on-demand
&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;そこで&lt;strong&gt;全ての情報を使って俯瞰可視化をしてしまい、その上で情報探索・分析を行う。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;やり方として有名なのが、&lt;strong&gt;シュナイダーマンが提案した情報可視化の設計指針&lt;/strong&gt;です。&lt;/p&gt;
&lt;blockquote&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;まず全体像を見て、重要な局所に注目し、不要な局所は割愛して、必要に応じて詳細情報を探索する。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;&lt;/blockquote&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;これがまさしくできる&lt;/strong&gt;のではないかと思っています。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;【Overview first】&lt;/strong&gt; 全体像を見たとき、&lt;strong&gt;自分が思っていなかった・知らなかった領域があれば、その時点で視点の漏れや知識の漏れに気づける。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;【Zoom and filter】&lt;/strong&gt; 興味のある分野があればそこに絞り込む。たとえば図書館に興味があるなら「library」を含む論文だけを可視化して表示する。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;すると——&lt;strong&gt;まず図書館情報の領域に集中している&lt;/strong&gt;のでそこを重点的に見る。&lt;strong&gt;一方でその周辺には、論文分析・文書分析・知識発見・検索エンジン・ビッグデータが取り巻いている。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;図書なので文章系のテキストマイニングや検索エンジンが近い。近いものが近くに存在している&lt;/strong&gt;わけです。**そこだけを見るのではなく、テキストマイニングの領域も見て「図書館に活用できないか」と考えることもできる。**&lt;strong&gt;興味ある部分＋その周辺も探索しやすい。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;【Details on demand】&lt;/strong&gt; 図書館情報の中を見ると、&lt;strong&gt;よく使われている特徴語、研究者一覧、論文リスト&lt;/strong&gt;が見られて理解が深まる。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;その上で&lt;strong&gt;次にどういう探索をしようか&lt;/strong&gt;を考える——「library」だけでなく「&lt;strong&gt;digital collection&lt;/strong&gt;」や「&lt;strong&gt;knowledge management&lt;/strong&gt;」という文脈で次は検索してみよう、とか。&lt;strong&gt;「この領域でトップの研究者はブラッド・エデンさんだから、彼の研究を中心に見てみよう」&lt;/strong&gt; とか。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;自分の興味の範囲を少しずつ拡張して、次の探索の起点を見つけ出せる。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;
&lt;h3 id=&#34;デモ&#34;&gt;デモ
&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;実際に「library」がタイトルと要約に入っているものだけを表示すると、&lt;strong&gt;図書館情報のところに集中して出てきます。&lt;strong&gt;クリックすると&lt;/strong&gt;特徴語リスト&lt;/strong&gt;が出てきて、どんな言葉がよく使われているか、どんな研究者がいるか、時系列で最近伸びているのか減っているのか、実際にどんな論文があるのか——&lt;strong&gt;それを把握して次の探索につなげていく。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;検索してリストで見て中身を見ていくというやり方もいいのですが、それでは漏れてしまう視点や知識発見の機会損失を、このようなやり方で補填できる&lt;/strong&gt;のではないかと考えています。&lt;/p&gt;
&lt;h2 id=&#34;-関連プレイヤー&#34;&gt;③ 関連プレイヤー
&lt;/h2&gt;&lt;h3 id=&#34;valuenex&#34;&gt;VALUENEX
&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;手前味噌で申し訳ないのですが、弊社です。&lt;strong&gt;創業者の中村がシンクタンク時代に感じていた情報探索・分析の課題をもとに、この俯瞰解析というアプローチを考案して起業&lt;/strong&gt;しました。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;ミッションは「&lt;strong&gt;世界に氾濫する情報から知を創造する&lt;/strong&gt;」。まさしくこのやり方でお客様に知を提供しています。&lt;strong&gt;量子コンピュータの分析例&lt;/strong&gt;など、いろんな事例を Twitter でも発信しています。&lt;/p&gt;
&lt;h3 id=&#34;東京大学俯瞰経営学講座&#34;&gt;東京大学「俯瞰経営学講座」
&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;企業だけでなく、&lt;strong&gt;東大でも「俯瞰経営学講座」&lt;/strong&gt; が行われていました。&lt;strong&gt;現在は一般社団法人 俯瞰工学研究所&lt;/strong&gt;になっているそうです。&lt;strong&gt;論文の俯瞰マップや、講座の内容が本にまとまっている&lt;/strong&gt;ので、興味のある方はぜひ。&lt;/p&gt;
&lt;h3 id=&#34;nomic--世界初の情報地図制作会社&#34;&gt;Nomic ― 世界初の「情報地図制作会社」
&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;私が今一番興味がある会社&lt;/strong&gt;です。&lt;strong&gt;2022年に創業されたアメリカのスタートアップ&lt;/strong&gt;で、自分たちのことを——&lt;/p&gt;
&lt;blockquote&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;the world&amp;rsquo;s first information cartography company&lt;/strong&gt;（世界初の情報地図制作会社）&lt;/p&gt;&lt;/blockquote&gt;
&lt;p&gt;と言っています。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;彼らが作ったマップの一つが&lt;strong&gt;ウクライナ侵攻のニュースをマッピングした図&lt;/strong&gt;です。カーソルを合わせるとサマリーが出て、検索やフィルタリングもできるツールを提供しています。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;他にも制作物を発表していて——&lt;strong&gt;Stable Diffusion などの AI による画像生成で、世の中にどんな画像が生成されているのかをマッピング&lt;/strong&gt;したものもあります。マウスオーバーすると生成画像が見えて、&lt;strong&gt;このあたりが動物、このあたりが街の風景&lt;/strong&gt;、と分かる。&lt;strong&gt;「japan」で検索すると、日本の都市らしい画像が集まって見える。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;そしてもう一つ面白いのが、&lt;strong&gt;最近ベン・シュミットさんがこの会社の Information Design の責任者に就任された&lt;/strong&gt;こと。&lt;strong&gt;彼はもともとニューヨーク大学のデジタルヒューマニティーズが専門の教授&lt;/strong&gt;でした。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;そういう方が俯瞰可視化に注目して、情報探索・情報分析を変えようとされているのが非常に面白いし、共感するな&lt;/strong&gt;と思っています。Twitter で制作物をどんどん発表している会社なので、フォローしておくと面白いのではないでしょうか。&lt;/p&gt;
&lt;hr&gt;
&lt;p&gt;以上、俯瞰可視化についてご紹介させていただきました。ご清聴ありがとうございます。&lt;/p&gt;</description>
        </item>
        <item>
        <title>林 尚芳／科学技術情報分析の面白さ</title>
        <link>https://data-visualization.jp/sci-tech-info-analysis/</link>
        <pubDate>Wed, 29 Dec 2021 00:00:00 +0000</pubDate>
        
        <guid>https://data-visualization.jp/sci-tech-info-analysis/</guid>
        <description>&lt;img src="https://data-visualization.jp/sci-tech-info-analysis/cover.jpg" alt="Featured image of post 林 尚芳／科学技術情報分析の面白さ" /&gt;&lt;p&gt;Data Visualization Japan Meetup 2021（2021年12月29・30日開催）における、林 尚芳さん（株式会社VALUENEX）の講演です。特許・論文といった科学技術情報の分析事例を紹介します。&lt;/p&gt;
&lt;hr&gt;
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    &lt;/iframe&gt;
&lt;/div&gt;

&lt;p&gt;「科学技術情報分析の面白さ」というタイトルで発表させていただきます。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;こんな面白いことができるんだ、こんな情報源があったんだ&lt;/strong&gt;と感じていただいて、&lt;strong&gt;一人でもこの情報を分析してみよう、可視化してみようと思ってくれる人が増えたら嬉しい&lt;/strong&gt;なと思っています。&lt;/p&gt;
&lt;h2 id=&#34;自己紹介&#34;&gt;自己紹介
&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;林と言いまして、&lt;strong&gt;VALUENEX&lt;/strong&gt; という会社に所属しています。主に&lt;strong&gt;クライアントの研究開発に関するデータ分析プロジェクト&lt;/strong&gt;をやっていて、民間企業の研究企画・イノベーション推進室・経営企画部・知財部、そして公的機関の技術調査部門といった方々と一緒に取り組んでいます。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;**特許・論文といった科学技術情報、企業情報、スタートアップ情報をうまく分析しながら、R&amp;amp;D を前に進めるための知見を生み出していく。**ビジネスインテリジェンスをもじって「&lt;strong&gt;R&amp;amp;D インテリジェンス&lt;/strong&gt;」と呼んでいます。&lt;strong&gt;科学技術と社会実装・事業化の橋渡しを支援したい&lt;/strong&gt;と思っています。&lt;/p&gt;
&lt;h2 id=&#34;科学技術情報とは何か&#34;&gt;科学技術情報とは何か
&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;Google Scholar&lt;/strong&gt; は普通の Google 検索と構造が似ていますが、2点違います。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;一つは「&lt;strong&gt;Scholar&lt;/strong&gt;（学者）」とある通り、&lt;strong&gt;論文や本を検索できる&lt;/strong&gt;こと。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;もう一つが、&lt;strong&gt;「巨人の肩の上に立つ」という一言&lt;/strong&gt;が書かれていること。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;これは&lt;strong&gt;ニュートンがフックに宛てた書簡&lt;/strong&gt;の中の言葉と言われています。&lt;/p&gt;
&lt;blockquote&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;私が彼方を見渡せたのだとしたら、それは巨人の肩の上に乗っていたからです。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;&lt;/blockquote&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;ニュートンが自分だけでゼロから全てを発見したわけではなく、それまでの研究者の失敗と成功の積み重ねの上に立って自分の新しい発見につながった&lt;/strong&gt;、という意味です。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;私もこの通りだと思っていて、科学技術情報はまさしく人類の叡智が蓄積された情報源の一つ&lt;/strong&gt;なのではないかと思っています。&lt;/p&gt;
&lt;h3 id=&#34;特許と論文&#34;&gt;特許と論文
&lt;/h3&gt;&lt;ul&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;特許&lt;/strong&gt;：新しい発明の権利を取得するために発表するもの&lt;/li&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;論文&lt;/strong&gt;：研究者が研究成果を世に知らせるために発表するもの&lt;/li&gt;
&lt;/ul&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;フォーマットは似ています。&lt;strong&gt;タイトル、技術・発明の中身、イメージ図、テキストの詳細情報。そして&lt;/strong&gt;人の情報&lt;/strong&gt;——発明者は誰か、どの企業・大学が出願したか。論文も同様にタイトル・著者・組織・サマリー。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;そして&lt;strong&gt;前のものを引用して新しい論文や特許を出す&lt;/strong&gt;ので、&lt;strong&gt;技術同士のつながり&lt;/strong&gt;も含まれています。&lt;/p&gt;
&lt;h3 id=&#34;誰が使っているか&#34;&gt;誰が使っているか
&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;もちろん一番のユーザーは&lt;strong&gt;研究者自身&lt;/strong&gt;ですが、&lt;strong&gt;国・大学・企業といった組織&lt;/strong&gt;も現状把握や戦略立案に活用しています。&lt;/p&gt;
&lt;ul&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;国&lt;/strong&gt; ——JST、特許庁、科学技術・学術政策研究所（NISTEP）などが特許分析や、特許と論文を組み合わせた分析をレポートし、政策に生かしている&lt;/li&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;企業&lt;/strong&gt; ——特許庁の「経営戦略に生かすための知財情報分析」調査報告書には、企業がどう分析・活用しているかの事例が挙がっている&lt;/li&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;大学&lt;/strong&gt; ——自分たちの研究力・競争力を分析して経営に生かすため、論文情報や世界各国の政策情報を分析している&lt;/li&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;機関投資家・金融機関&lt;/strong&gt; ——&lt;strong&gt;GPIF&lt;/strong&gt; は投資ポートフォリオが気候変動でどんなリスクを被るか／逆にどんな機会があるかを特許分析で明らかにする。&lt;strong&gt;DBJ&lt;/strong&gt; は特許価値分析。&lt;strong&gt;三菱UFJモルガン・スタンレー&lt;/strong&gt;では証券アナリストが業界・個別銘柄のレポートを書く際に、市場情報や財務情報だけでなく特許情報も活用している&lt;/li&gt;
&lt;/ul&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;まさしくデータ解析・可視化が生きる領域&lt;/strong&gt;なのではないかと思っています。&lt;/p&gt;
&lt;h2 id=&#34;事例-可視化の可視化&#34;&gt;事例① 「可視化の可視化」
&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;まず&lt;strong&gt;データ可視化に関する論文情報を集めて可視化する&lt;/strong&gt;ということをやってみました。&lt;/p&gt;
&lt;h3 id=&#34;データソース--the-lens&#34;&gt;データソース ― The Lens
&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;The Lens&lt;/strong&gt; というサイトがあり、&lt;strong&gt;特許や論文データを無料で検索できます。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;今回は&lt;strong&gt;タイトル・アブストラクトにデータビジュアライゼーション関連の語が入っていて、分野もそれに該当する論文&lt;/strong&gt;を、&lt;strong&gt;2001年以降で約3.4万件&lt;/strong&gt;集めました。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;**The Lens は非常に便利で、検索だけでなくダッシュボードも簡単に作れます。**この3.4万件について、簡単な分析なら The Lens 上で十分できます。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;傾向を見ると——&lt;/p&gt;
&lt;ul&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;件数は右肩上がり&lt;/strong&gt;&lt;/li&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;国別ではアメリカと中国が2強&lt;/strong&gt;で、他は大きく離れる。（&lt;strong&gt;中国は途中でピークがあって一度下がりまた上がる&lt;/strong&gt;という傾向があり、&lt;strong&gt;その要因は分かりませんが、こういうグラフを見て「なんでだろう」と深掘りすると面白い&lt;/strong&gt;）&lt;/li&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;日本は第6位&lt;/strong&gt;くらい&lt;/li&gt;
&lt;li&gt;**組織別トップはカリフォルニア大学、2位が中国科学院、3位が Georgia Tech。**企業では Microsoft と IBM がランクイン&lt;/li&gt;
&lt;/ul&gt;
&lt;h3 id=&#34;34万件をどう深掘りするか&#34;&gt;3.4万件をどう深掘りするか
&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;ここから先、具体的にどういう技術が研究されているかを深掘りするのはハードルが高い。3.4万件すべてを読むのは大変&lt;/strong&gt;です。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;ここでこそデータ可視化の技術が活用できるのではないか。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;そこで作ったのが「&lt;strong&gt;俯瞰図&lt;/strong&gt;」です。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;論文のアブストラクトから論文同士の内容の近さを計測し、近いものは近くに、遠いものは遠くに配置&lt;/strong&gt;する。&lt;strong&gt;1点1点が論文で、3.4万件がプロットされています。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;密集しているところは研究が集中している。逆に疎なところは、まだ研究がされていない・少ないところ&lt;/strong&gt;と言えます。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;3.4万件を全部読まなくても、全体像をパッと見てどこにどういう技術があるかを理解し、全体構造を素早く把握できる。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;
&lt;h3 id=&#34;見えてきた領域&#34;&gt;見えてきた領域
&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;密集している領域にラベルを付けていくと——&lt;/p&gt;
&lt;ul&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;中央&lt;/strong&gt;：データマイニング、知識発見、テキストマイニング、検索エンジン、論文分析、センチメント分析、ニュース分析&lt;/li&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;その周辺&lt;/strong&gt;：BI、ビジュアルアナリティクス、図書館情報学&lt;/li&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;上&lt;/strong&gt;：動きの分析——視線分析、軌道分析、動画分析、トラフィック分析&lt;/li&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;右&lt;/strong&gt;：各種分析・可視化手法——自己組織化マップ、クラスタリング、平行座標法、次元圧縮、ツリー構造。さらに右にシミュレーション、その下にレンダリング&lt;/li&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;左&lt;/strong&gt;：ディスプレイ、モーションキャプチャ、AR/VR、没入——&lt;strong&gt;インタラクション系&lt;/strong&gt;&lt;/li&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;左下&lt;/strong&gt;：モバイルデータ、IoT、環境センシング、都市情報分析、GIS、スマートグリッド、大気汚染モニタリング、エネルギーマネジメント、水資源マネジメント&lt;/li&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;下&lt;/strong&gt;：バイオ・医療——COVID-19、ヘルスケア、ゲノム分析&lt;/li&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;その他&lt;/strong&gt;：学生・教育へのデータ可視化の応用&lt;/li&gt;
&lt;/ul&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;これまでのお二人の発表がどこにマッピングされるか&lt;/strong&gt;を考えながら聞いていました。&lt;strong&gt;山辺さんはコロナウイルスのゲノムの3次元可視化なので COVID-19 の領域、あるいはゲノム寄り。杉本さんは VIRTUAL SHIZUOKA なので都市情報分析・GIS・センシングのあたり&lt;/strong&gt;にプロットされるのではないかと想像していました。&lt;/p&gt;
&lt;h3 id=&#34;地図として使う--時系列推移&#34;&gt;地図として使う ― 時系列推移
&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;これを&lt;strong&gt;一つの地図と見立てて&lt;/strong&gt;いろんな観点で分析します。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;5年ごとのヒートマップで見ると——&lt;/p&gt;
&lt;ul&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;最初の5年&lt;/strong&gt;：レンダリングとデータマイニングが中心&lt;/li&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;徐々に&lt;/strong&gt;：ネットワーク分析、グラフマイニング、検索エンジンが増え始め、動画分析、トラフィック、セキュリティ、ソーシャルネットワーク、テキスト分析、シミュレーションが活発化&lt;/li&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;直近5年&lt;/strong&gt;：都市情報分析、エネルギーマネジメント、IoT、AR/VR・没入、COVID-19、ヘルスケア、BIダッシュボード、ビジュアルアナリティクスが相対的に活発&lt;/li&gt;
&lt;/ul&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;基本的な分析・可視化手法から、徐々にいろんな応用やインタラクション系に広がってきている&lt;/strong&gt;のかなと思いました。&lt;/p&gt;
&lt;h3 id=&#34;研究者別に見る&#34;&gt;研究者別に見る
&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;ランキングトップの研究者&lt;/strong&gt;だけを光らせると、&lt;strong&gt;レンダリングの領域にかなり集中&lt;/strong&gt;しています。&lt;strong&gt;UC Davis の教授&lt;/strong&gt;で、&lt;strong&gt;超新星の可視化、物理現象や人体現象の可視化&lt;/strong&gt;をやられているようです。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;第2位の Keim 教授&lt;/strong&gt;は&lt;strong&gt;ドイツの大学&lt;/strong&gt;の方で、&lt;strong&gt;レンダリングは無く、逆にニュース分析・テキストマイニング・ビジュアルアナリティクス&lt;/strong&gt;で論文を発表されています。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;彼の論文には「&lt;strong&gt;ビジュアルアナリティクスとは何か&lt;/strong&gt;」「&lt;strong&gt;その挑戦課題は何か&lt;/strong&gt;」といったものがあり、&lt;strong&gt;ビジュアルアナリティクスはとても学際的な領域だ&lt;/strong&gt;と述べています。中央にビジュアルアナリティクスがあり、その周りに&lt;strong&gt;情報可視化、地図情報、統計・機械学習、知識発見・知識表現、プレゼンテーション、認知科学、インタラクション&lt;/strong&gt;が織り交ざっている、と。&lt;/p&gt;
&lt;h3 id=&#34;エマージング領域を探す&#34;&gt;エマージング領域を探す
&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;あまり密集していないけれど最近伸び始めた領域&lt;/strong&gt;を「&lt;strong&gt;エマージング領域&lt;/strong&gt;」と呼んで探索してみました。&lt;strong&gt;昔はなかったけれど最近グッと伸びてきた波形をディテクトする&lt;/strong&gt;わけです。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;すると——&lt;strong&gt;データジャーナリズム、フェイクニュース、政治関連、BIダッシュボード、機械学習、CRM、市場価格予測、食品・食事、COVID-19、因果関係、犯罪分析、大気汚染モニタリング、IoT、BIM（ビルディング・インフォメーション・モデリング）、カラーマップ、t-SNE や UMAP といった次元圧縮の新手法、創薬応用、RNA シークエンス分析&lt;/strong&gt;などが挙がってきました。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;いくつか具体例を挙げると——&lt;/p&gt;
&lt;ul&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;COVID-19&lt;/strong&gt; ——スペインの気象・大気の時空間データと感染との因果関係性を可視化分析できるシステムを開発し Web で公開&lt;/li&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;因果関係&lt;/strong&gt; ——&lt;strong&gt;視覚化デザインによって相関と因果を取り違えるエラーをどう避けるか&lt;/strong&gt;の研究。&lt;strong&gt;GPA（成績）と朝食を食べたか食べないか&lt;/strong&gt;という2軸の関係を、&lt;strong&gt;文章／棒グラフ／散布図／直線&lt;/strong&gt;でそれぞれ表し、学生に「これは相関に見えますか、因果に見えますか」とアンケートを取る。&lt;strong&gt;この事例ではなぜか、あるパターンが因果っぽく見えるらしい。視覚化デザインで人間がどう感じるかを分析し、ガイドラインにしていこう&lt;/strong&gt;という研究&lt;/li&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;BIM&lt;/strong&gt; ——中国・天津での事例。&lt;strong&gt;GIS でマクロな情報も、中間的な情報も可視化でき、BIM を使っているのでビルの中まで見られる。マクロ・ミディアム・ミクロを統合してシミュレーションし、デジタルツインの都市として運用していく&lt;/strong&gt;&lt;/li&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;カラーマップ&lt;/strong&gt; ——&lt;strong&gt;深層学習でカラーマッピングされた図からカラーマップを自動抽出&lt;/strong&gt;し、それを転用する&lt;/li&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;機械学習&lt;/strong&gt; ——&lt;strong&gt;ハイパーパラメータ探索を進化計算で支援&lt;/strong&gt;し、&lt;strong&gt;どのパラメータがいいかを人間が決める際に可視化で支援する&lt;/strong&gt;&lt;/li&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;次元圧縮&lt;/strong&gt; ——t-SNE、UMAP、主成分分析（PCA）などを&lt;strong&gt;精度・解像度・計算効率の観点から比較検討&lt;/strong&gt;した論文。オーストラリアの水資源モデルデータに適用&lt;/li&gt;
&lt;/ul&gt;
&lt;h3 id=&#34;まとめ--可視化は学際的&#34;&gt;まとめ ― 可視化は学際的
&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;こうして見ると、&lt;strong&gt;Keim 先生が言っていた「データ可視化の学際性」を本当に感じる&lt;/strong&gt;なと思いました。&lt;/p&gt;
&lt;ul&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;COVID-19&lt;/strong&gt; は可視化分析が問題解決に生かされている例&lt;/li&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;相関が因果に見える&lt;/strong&gt;話は、&lt;strong&gt;可視化の方法によって人間のデータ解釈が変わる&lt;/strong&gt;——インタラクションや認知の領域&lt;/li&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;BIM 情報の活用&lt;/strong&gt;はデジタルツインや IoT、地図情報、シミュレーションに関係する&lt;/li&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;機械学習&lt;/strong&gt;は2方向ある——&lt;strong&gt;「データ可視化のための機械学習」&lt;/strong&gt;（カラーマップ自動抽出、次元圧縮）と、&lt;strong&gt;「機械学習のためのデータ可視化」&lt;/strong&gt;（パラメータ探索の支援）&lt;/li&gt;
&lt;/ul&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;「可視化の可視化」をやってみて、非常に学際性を感じて面白い分野だな&lt;/strong&gt;と改めて感じました。&lt;/p&gt;
&lt;h2 id=&#34;事例-共著ネットワークから研究者を探す&#34;&gt;事例② 共著ネットワークから研究者を探す
&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;論文にはテキスト情報だけでなく&lt;strong&gt;人と人のつながり&lt;/strong&gt;もあります。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;この仕事をしていると、よく**「良い研究者を探したい」**と言われます。**ただし「有名人は知っているので、知らない人を探したい」**と。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;被引用数や論文数でランキングを取ると有名人がトップに来る。&lt;strong&gt;そうではなく&lt;/strong&gt;若手や中堅の研究者を探したい&lt;/strong&gt;というニーズです。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;そこで&lt;strong&gt;人脈情報を活用&lt;/strong&gt;します。ある領域の共著ネットワークを描くと、&lt;strong&gt;ネットワーク構造から「誰がどういう観点で重要か」を指標化できる&lt;/strong&gt;（&lt;strong&gt;中心性&lt;/strong&gt;と言います）。&lt;/p&gt;
&lt;ul&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;つながりの数が多い人が重要&lt;/strong&gt;&lt;/li&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;何かと何かをブリッジする人が重要&lt;/strong&gt;&lt;/li&gt;
&lt;/ul&gt;
&lt;p&gt;また&lt;strong&gt;色でコミュニティを検知&lt;/strong&gt;すると、&lt;strong&gt;研究グループがこう研究しているんだ&lt;/strong&gt;と発見できます。&lt;/p&gt;
&lt;h3 id=&#34;可視化の限界も踏まえる&#34;&gt;可視化の限界も踏まえる
&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;ただし&lt;strong&gt;ネットワーク可視化には「ヘアボール現象」&lt;/strong&gt; があります。&lt;strong&gt;数万人のネットワークを可視化すると、どこに目をつけていいか分からない。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;そこは指標化と解釈をうまく組み合わせるのがいい&lt;/strong&gt;と思っています。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;研究者探索の例では——&lt;/p&gt;
&lt;ul&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;実績を表す指標&lt;/strong&gt;：被引用数&lt;/li&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;成長可能性を表す指標&lt;/strong&gt;：共著ネットワークから引き出した評価&lt;/li&gt;
&lt;/ul&gt;
&lt;p&gt;この2軸で4象限に分けると、&lt;strong&gt;実績は高いが成長が止まっている人＝大御所、両方高い人＝業界のリーダー、そして被引用数だけでは埋もれてしまう人が右下に出てくる。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;実際に機械学習分野で計算すると、&lt;strong&gt;ディープラーニングの父と言われる3名&lt;/strong&gt;はやはり上に来て、&lt;strong&gt;GAN の提案者である Ian Goodfellow&lt;/strong&gt; もいて、&lt;strong&gt;若手・中堅の研究者&lt;/strong&gt;が出てきました。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;企業の目的に応じて、大御所にアタックするのか、リーダーに行くのか、エマージングに行くのか&lt;/strong&gt;という意思決定につなげられます。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;可視化しても知見が獲得しにくい場合は、指標化と「何を見たいんだっけ」を考えることで克服していくのがいい&lt;/strong&gt;かなと思います。&lt;/p&gt;
&lt;h2 id=&#34;事例-特許は権利情報でもある&#34;&gt;事例③ 特許は「権利情報」でもある
&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;特許も同様に技術動向分析や組織分析ができますが、&lt;strong&gt;論文との大きな違いは、特許は技術情報だけでなく権利情報でもある&lt;/strong&gt;という点です。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;最近では&lt;strong&gt;日本製鉄がトヨタ、中国の宝山鋼鉄、三井物産を特許侵害で提訴&lt;/strong&gt;しています。&lt;/p&gt;
&lt;h3 id=&#34;事業会社同士-vs-npe&#34;&gt;事業会社同士 vs NPE
&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;事業会社同士&lt;/strong&gt;なら、A社が「御社は私たちの特許を踏んでいますよね」と言うと、B社が「いやいや、あなたも私たちの特許を踏んでいますよね」と&lt;strong&gt;クロスカウンター&lt;/strong&gt;を打てる。&lt;strong&gt;訴訟を続けるか、途中でクロスライセンスするか&lt;/strong&gt;、いろんな手が取れます。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;一方 &lt;strong&gt;NPE（不実施主体）&lt;/strong&gt; ——&lt;strong&gt;特許権は持っているが自分では事業をしていない&lt;/strong&gt;ところ（大学や研究機関もそうですし、それを使って儲ける&lt;strong&gt;パテントトロール&lt;/strong&gt;と呼ばれる会社もあります）——&lt;strong&gt;からの訴訟だと、相手が事業をしていないのでカウンターが打てない。最後まで裁判をやり切るか、途中で折れるか。選択肢が減ってしまう。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;
&lt;h3 id=&#34;予測が当たった事例&#34;&gt;予測が当たった事例
&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;2017年、Intellectual Ventures が電動モーターの特許でトヨタを提訴&lt;/strong&gt;しました。&lt;strong&gt;それまで Apple や Google など IT 企業が提訴されることが多かったのが、ついに自動車会社も&lt;/strong&gt;、と話題になりました。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;このニュースを見て「&lt;strong&gt;今後、自動車会社が注意すべき領域はどこなんだろう&lt;/strong&gt;」と考え、レポートを執筆して公開しました。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;Intellectual Ventures とトヨタの特許を混ぜて可視化&lt;/strong&gt;すると——&lt;strong&gt;2社が重なるところが注意すべき領域。&lt;strong&gt;訴訟されたモーター系はまさしく IV 社の特許がトヨタの領域に食い込んでいた。そして&lt;/strong&gt;バッテリー、半導体、デジタルイメージング、通信・ICT 系も注意すべきでしょう&lt;/strong&gt;と当時言っていました。&lt;strong&gt;コネクテッド化が進むことも踏まえて&lt;/strong&gt;です。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;モーターの訴訟は&lt;strong&gt;トヨタが勝った&lt;/strong&gt;と記憶していますが——&lt;strong&gt;2021年10月にまた訴訟されています。今度は通信関連の特許で、トヨタ・ホンダ・GM が10件以上の特許侵害で提訴&lt;/strong&gt;されました。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;その中の1件、&lt;strong&gt;「場所に応じて車両のスピードをコントロールする」特許は、当時私がレポートで「ここは注意すべきですよ」と言及していた特許と同じもの&lt;/strong&gt;でした。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;ある種、当時の推定が当たっていた&lt;/strong&gt;ことになります。&lt;strong&gt;動向を考えれば予想された動きではあったのですが、データ分析・可視化をうまく使うことで具体的にリスクを洗い出せる。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;
&lt;h2 id=&#34;なぜ面白いのか&#34;&gt;なぜ面白いのか
&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;超主観的な理由&lt;/strong&gt;で言うと——**知的好奇心が満たされる。**いろんな分野の先端情報や研究者の取り組みが見られるので面白い。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;そして&lt;strong&gt;データの濃密さ。一つ一つが研究者・技術者の好奇心と情熱の積み重ねであり、失敗と成功の記録でもある。そういうデータを扱えるのは非常に幸せなこと&lt;/strong&gt;だと思っています。&lt;/p&gt;
&lt;h3 id=&#34;客観的な動向&#34;&gt;客観的な動向
&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;知財&lt;/strong&gt; ——&lt;strong&gt;2004年には「三位一体経営」&lt;/strong&gt;（事業・研究開発・知財が三位一体で戦略を練る）が言われ、&lt;strong&gt;最近は「IPランドスケープ」&lt;/strong&gt; ——知財情報と公開情報と社内情報を融合して分析し、知財部門と経営者と事業責任者が経営・事業を進めていく——が言われています。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;アカデミア&lt;/strong&gt; ——&lt;strong&gt;学術情報の流通が変わってきています。オープンサイエンスとプレプリント&lt;/strong&gt;です。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;従来は研究 → 出版社に投稿 → 査読 → 発表でしたが、**プレプリントは自分の研究をすぐアップロードして公開してしまう。**特に機械学習分野で活発です。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;そうなると学術情報は&lt;strong&gt;即時化・大規模化・複雑化&lt;/strong&gt;する。&lt;strong&gt;玉石混淆のデータから価値のある情報を出していく&lt;/strong&gt;ためにデータ分析の必要性が増すのではないかと思います。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;COVID-19 に関するプレプリントは2020年1月から9月の9ヶ月で約16,000件増えました。&lt;strong&gt;コロナと戦っている間に&lt;/strong&gt;科学者たちがプレプリントをどんどん発表し、お互いに参照し合いながら打ち勝つ方法を見つけ出していた——その努力の結晶を感じるチャート&lt;/strong&gt;だと思います。&lt;/p&gt;
&lt;h3 id=&#34;日本の研究力&#34;&gt;日本の研究力
&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;論文数もトップ10%論文もトップ1%論文も日本が下がっている&lt;/strong&gt;——見たことがある方も多いと思います。&lt;strong&gt;他国はキープまたは増加しているのに日本だけが落ちている、伸びが少ない。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;これをどうにか解消したいということで、&lt;strong&gt;「世界と伍する研究大学専門委員会」&lt;/strong&gt; などで検討が進んでいます。研究資金の調達（交付金・競争的資金・10兆円ファンド・基金・ギャップファンド）、科学技術の商業化（大学の知財の産業移転、大学発ベンチャー）、研究者と研究支援人材の育成と労働環境、そして&lt;strong&gt;大学・研究機関の研究力をそもそもどう評価するか。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;データ分析・可視化は、状況の理解、打ち手の検証、KPI 設計——「研究力を測るとはどういうことか」というところに寄与できるツール&lt;/strong&gt;だと思います。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;研究力の指標&lt;/strong&gt;も多様です。論文数・被引用数だけでなく、&lt;strong&gt;研究者が何人いるか、研究時間がどれだけ確保できているか、プレプリントがどれだけ出ているか。&lt;strong&gt;さらに&lt;/strong&gt;サイエンスから技術へリンケージされて特許になり、産業競争力や市場占有率になる&lt;/strong&gt;——インプット・アウトプット・アウトカムそれぞれに指標があります。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;内閣府からは &lt;strong&gt;e-CSTI&lt;/strong&gt; というシステムが出ていて、&lt;strong&gt;大学・研究機関の研究力・教育力・資金調達に関するエビデンスを収集して分析&lt;/strong&gt;できます。&lt;/p&gt;
&lt;h3 id=&#34;プレイヤー&#34;&gt;プレイヤー
&lt;/h3&gt;&lt;ul&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;NISTEP&lt;/strong&gt; がデータ解析政策研究室を新設し、新しいデータ解析手法を研究&lt;/li&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;ユーザベース&lt;/strong&gt; ——SPEEDA で企業情報分析が有名ですが、&lt;strong&gt;最近は特許情報・論文情報も分析でき、企業と技術情報をつなぎ合わせる&lt;/strong&gt;ことに注力&lt;/li&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;PatSnap&lt;/strong&gt; ——2021年にソフトバンクなどの出資でユニコーンに。&lt;strong&gt;特許・論文・企業情報を横断的に検索分析でき、日本語検索もできるように&lt;/strong&gt;なってきた&lt;/li&gt;
&lt;/ul&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;データ分析・可視化が活発化する起爆剤になる&lt;/strong&gt;のではないかと期待しています。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;また弊社のお客様でも——&lt;strong&gt;旭化成&lt;/strong&gt;が DX 説明会で「特許データを分析して事業変革を起こす」と発表し、&lt;strong&gt;可視化の結果を踏まえて技術者・マーケティング・知財部が議論して気づきを得て戦略に生かす。****ブリヂストン&lt;/strong&gt;では &lt;strong&gt;CEO 自らが分析結果を経営会議で発表&lt;/strong&gt;しているそうです。&lt;/p&gt;
&lt;h2 id=&#34;今後やってみたいこと&#34;&gt;今後やってみたいこと
&lt;/h2&gt;&lt;h3 id=&#34;科学的知識発見&#34;&gt;科学的知識発見
&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;バイオインフォマティクス、マテリアルズインフォマティクス、そして ABC モデル。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;ABC モデルとは——&lt;strong&gt;ある方が、ある病気に魚油が有効であることを、実験ではなく論文情報から予測した&lt;/strong&gt;という話です。&lt;/p&gt;
&lt;ol&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;魚油には血液粘性を下げる働きがある&lt;/strong&gt;という知識を論文から抽出&lt;/li&gt;
&lt;li&gt;別の論文から &lt;strong&gt;レイノー病は血液粘性が高い&lt;/strong&gt;という関係も抽出&lt;/li&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;この2つをつなげて「魚油はレイノー病に効くはずだ」と予測&lt;/strong&gt;&lt;/li&gt;
&lt;/ol&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;「風が吹けば桶屋が儲かる」のように数珠つなぎで新しい知識を発見&lt;/strong&gt;したわけです。&lt;strong&gt;実際の実験でも証明された&lt;/strong&gt;そうです。&lt;/p&gt;
&lt;h3 id=&#34;科学技術情報の日常化&#34;&gt;科学技術情報の日常化
&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;一般の生活者がこういう情報から知識を得て、より良い暮らしができる世界&lt;/strong&gt;にも興味があります。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;**実は最近、子どもが生まれたのですが、「小耳症」という病気がありまして、左耳がないんです。**右耳は聞こえるけれど左は聞こえない。&lt;strong&gt;生まれて初めてそれを知ってかなり不安になりました。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;Google で検索するといろんなブログや記事が出てきて、それはそれで勉強になったのですが、不安は拭えなかった。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;**だったらちゃんと科学技術情報を見ようと思って論文を検索しました。**すると——&lt;strong&gt;ご自身が小耳症で、今は耳鼻科の医師をされている先生&lt;/strong&gt;が、&lt;strong&gt;自分の経験と研究の話を織り交ぜて論文を書かれていた。これを見た時に、不安な気持ちがすごく落ち着いたんです。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;科学技術情報は普段の生活でも生きるのではないか&lt;/strong&gt;と思っています。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;**医療機関や医師を探す時も、論文を見て「誰がどんなことをやっているんだろう」と調べる。**実際にその医師に会った時、&lt;strong&gt;やっていることを聞いて、どんな治療がいいのかを聞くことができた。相手から何かを引き出すところにも使える。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;
&lt;h3 id=&#34;大学のシラバス&#34;&gt;大学のシラバス
&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;シラバスには&lt;strong&gt;学ぶ内容・教科書・参考文献&lt;/strong&gt;が入っています。&lt;strong&gt;学生が勉強する時や講義・研究室選びに使えますし、オープン化されて各大学のものが見えると面白い。&lt;strong&gt;学生でなくても&lt;/strong&gt;一般の人が独学する時の補助情報&lt;/strong&gt;として使えるのではないか。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;実際グローバルには &lt;strong&gt;Open Syllabus Project&lt;/strong&gt; があり、&lt;strong&gt;シラバスに載っている教科書の近さをマッピング&lt;/strong&gt;——&lt;strong&gt;同じシラバスで共有されている教科書が近くに配置される&lt;/strong&gt;アルゴリズムで可視化されています。&lt;strong&gt;本当に面白い試み&lt;/strong&gt;だと思います。&lt;/p&gt;
&lt;h2 id=&#34;実務での学び--で何と言われないために&#34;&gt;実務での学び ― 「で、何?」と言われないために
&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;こういうことをやっていると、よく「&lt;strong&gt;で、何?&lt;/strong&gt;」と言われます。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;私の取り組みを抽象化すると——&lt;strong&gt;データがあり、それに造形を与える・指標化する・評価する。そして「感じる」「理解する」を通じながら解釈可能性を引き出し、発見・思考につなげる。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;「で、何?」となる要因&lt;/strong&gt;は——&lt;/p&gt;
&lt;ul&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;そもそも目的が合っていない&lt;/strong&gt;&lt;/li&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;ソリューションが面白いので、そこから入りすぎてしまう&lt;/strong&gt;&lt;/li&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;相手が思考しやすいように結果を提示できていない&lt;/strong&gt;&lt;/li&gt;
&lt;/ul&gt;
&lt;p&gt;なので——&lt;/p&gt;
&lt;ul&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;言葉で言って分からない時はプロトタイピングしてしまう&lt;/strong&gt;&lt;/li&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;目的・手法・アウトカム・どう業務化できるかのドキュメンテーション&lt;/strong&gt;&lt;/li&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;目的と手段の振り子を柔軟に行き来する&lt;/strong&gt;&lt;/li&gt;
&lt;/ul&gt;
&lt;p&gt;そして&lt;strong&gt;最後の思考・アクションについては、ただ結果を並べるのではなく、結果を組み合わせて「こういうストーリー」「こんな解釈があるんじゃないか」を提示できるように&lt;/strong&gt;意識しています。&lt;/p&gt;
&lt;hr&gt;
&lt;p&gt;ご清聴ありがとうございました。&lt;strong&gt;科学技術情報が面白いデータベース・情報源だなと思った方がいらっしゃいましたら、ぜひ遊んでみていただけると嬉しい&lt;/strong&gt;です。&lt;/p&gt;</description>
        </item>
        
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