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        <title>ベクトルタイル on Data Visualization Japan</title>
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        <description>Recent content in ベクトルタイル on Data Visualization Japan</description>
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        <lastBuildDate>Wed, 29 Dec 2021 00:00:00 +0000</lastBuildDate><atom:link href="https://data-visualization.jp/tags/%E3%83%99%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%AB/index.xml" rel="self" type="application/rss+xml" /><item>
        <title>藤村 英範／ベクトルタイルとボクセルタイルによるシンプルで自由な可視化について</title>
        <link>https://data-visualization.jp/vector-voxel-tiles/</link>
        <pubDate>Wed, 29 Dec 2021 00:00:00 +0000</pubDate>
        
        <guid>https://data-visualization.jp/vector-voxel-tiles/</guid>
        <description>&lt;p&gt;Data Visualization Japan Meetup 2021（2021年12月29・30日開催）における、藤村 英範さん（国土地理院）の講演です。国連ベクトルタイルツールキット（UNVT）の取り組みと、点群のボクセルタイル化について紹介します。&lt;/p&gt;
&lt;hr&gt;
&lt;div class=&#34;video-wrapper&#34;&gt;
    &lt;iframe loading=&#34;lazy&#34; 
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    &lt;/iframe&gt;
&lt;/div&gt;

&lt;p&gt;国土地理院に勤務しています、藤村と言います。今回、&lt;strong&gt;ベクトルタイルとボクセルタイル&lt;/strong&gt;についてお話しさせていただきます。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;オープンソースのプロジェクトとして「国連ベクトルタイルツールキット（UNVT）」&lt;/strong&gt; という形でやっておりますので、その流れの中でのご紹介になります。&lt;/p&gt;
&lt;h2 id=&#34;自己紹介&#34;&gt;自己紹介
&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;情報工学の採用&lt;/strong&gt;で国土地理院におりまして、&lt;strong&gt;基本的に私も地図を専門にしている人間&lt;/strong&gt;です。&lt;strong&gt;ベクトルタイル——データをいかにお客さんのところにお届けするか&lt;/strong&gt;について専門的にやらせていただいています。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;国連に出向した時に、私たちが持っていた技術をオープンにすることができて&lt;/strong&gt;、パートナーシップという形でお話を進めております。&lt;/p&gt;
&lt;h3 id=&#34;国土地理院-地理空間情報部&#34;&gt;国土地理院 地理空間情報部
&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;私たちがやっていることは、&lt;strong&gt;地図のデータを伝えていく&lt;/strong&gt;こと。国土地理院が作っている&lt;strong&gt;昔ながらの地形図を伝えていく&lt;/strong&gt;こと。そして&lt;strong&gt;データを通じて人と人をつなぐ&lt;/strong&gt;、&lt;strong&gt;データとデータを重ね合わせてつなぐ&lt;/strong&gt;といったことです。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;地理空間情報部は&lt;strong&gt;1960年代には「印刷部」だった&lt;/strong&gt;んですね。&lt;strong&gt;紙の地形図を作って出していく&lt;/strong&gt;ということをやっていて、&lt;strong&gt;その DNA がある&lt;/strong&gt;ということで、しっかりデータを表現して出していくことをやっております。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;もともと印刷物の地図をやっていたので、**その素直な展開として Web 地図をやる。**私たちが持っている地形図を、&lt;strong&gt;Web で必要とする人がいるならしっかりお届けしたい&lt;/strong&gt;という考え方で仕事をしています。&lt;/p&gt;
&lt;h3 id=&#34;重視していること&#34;&gt;重視していること
&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;日本の地理院地図をやっていますし、他の国や国際機関の地図についても Web 地図技術をお手伝いしている中で、**私たちがすごく大事にしているのは「全国一律・シームレスに出していく」**ことです。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;非常に良い技術はたくさんあるのですが、それが全国どこでも展開できる、また我々のリソースで展開できることを非常に大事にしていて、結果としてスケーラビリティや持続性を重要視&lt;/strong&gt;しています。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;**「やはりタイルだ」**というのを日頃から思っておりまして、その方向性でご賛同いただける方が増えていくといいなと考えております。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;地理院のデータだけでなく、&lt;strong&gt;いろいろなオープンな地理データに我々の Web 地図技術を適用して、多様な可視化ができないか&lt;/strong&gt;と考えています。&lt;strong&gt;私たちはソフトウェアにそれほど詳しいわけではないコンテンツの人間&lt;/strong&gt;なので、&lt;strong&gt;非常にシンプルな技術を自由に使う&lt;/strong&gt;ということでいろんなことを試しています。&lt;/p&gt;
&lt;h2 id=&#34;-国連ベクトルタイルツールキットunvt&#34;&gt;① 国連ベクトルタイルツールキット（UNVT）
&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;地図に自由を与えていく&lt;/strong&gt;というテーマです。&lt;/p&gt;
&lt;h3 id=&#34;開発の経緯&#34;&gt;開発の経緯
&lt;/h3&gt;&lt;ol&gt;
&lt;li&gt;国土地理院にとって&lt;strong&gt;最も大事なのはコンテンツ（地図）&lt;/strong&gt; だが、それを出していく技術も持っている&lt;/li&gt;
&lt;li&gt;しかし&lt;strong&gt;コンテンツを Web 地図にする技術がタコツボ的・ガラパゴス的になってしまうと、我々のコンテンツがなかなか出ていかない&lt;/strong&gt;。だから&lt;strong&gt;この技術を自由で開かれたものにしていく&lt;/strong&gt;&lt;/li&gt;
&lt;li&gt;国土地理院の技術は割と高く評価いただいていて、&lt;strong&gt;国連事務局から「能力構築をしてくれ、職員に技術を伝えてくれ」という機会&lt;/strong&gt;があった&lt;/li&gt;
&lt;li&gt;組織を超えて技術を共有するやり方の中で、&lt;strong&gt;特にソフトウェア技術はオープンソースが非常に魅力的&lt;/strong&gt;だということで、&lt;strong&gt;オープンソースソフトウェアという形で技術移転&lt;/strong&gt;をしている&lt;/li&gt;
&lt;/ol&gt;
&lt;h3 id=&#34;空っぽであることの意味&#34;&gt;「空っぽ」であることの意味
&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;やり方としては、**我々自身がソフトを作るわけではありません。**既存のオープンソースソフトウェアで非常にいいものをうまく組み合わせて、&lt;strong&gt;内製でスケーラブルな Web 地図を作る。そのノウハウをツールキットという形で整理&lt;/strong&gt;しています。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;ソフトウェアをスクリプトで組み合わせているだけなので、ソフトウェアプロジェクトとしては実は空っぽ&lt;/strong&gt;なんですね。&lt;strong&gt;ただ、空っぽであるからこそいろいろなものを詰め込むことができます。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;データをタイルにして出していく際、&lt;strong&gt;軽くしないとサーバーのリソース上問題がある。そういった最適化のノウハウ&lt;/strong&gt;を載せていく。&lt;strong&gt;人から人にノウハウを伝えるのに適している&lt;/strong&gt;のかなと思っています。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;そして&lt;strong&gt;フリー&amp;amp;オープンなので分散がしやすい。災害対応の際に現場のなるべく近いところで別のサーバーを立てる&lt;/strong&gt;といった可能性を持っています。&lt;/p&gt;
&lt;h3 id=&#34;5つの工程&#34;&gt;5つの工程
&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;元データ → タイル生産 → ホスト → スタイル → 最適化&lt;/strong&gt;（そして少しビジュアライズ）。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;基本的にあるものをうまく使う。どう使うかというノウハウで勝負しよう&lt;/strong&gt;と考えております。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;作業面では——&lt;/p&gt;
&lt;ul&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;GitHub&lt;/strong&gt; ——ノウハウをコードの形でシェアするのに非常に便利&lt;/li&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;Raspberry Pi&lt;/strong&gt; ——能力構築の際、クラウドの難しいところを捨象して説明したいので超小型PCをよく使う&lt;/li&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;コマンドラインインターフェース&lt;/strong&gt; ——我々の分野（地理空間情報）は GUI が多いのですが、&lt;strong&gt;バッチでやっていく&lt;/strong&gt;&lt;/li&gt;
&lt;/ul&gt;
&lt;p&gt;ウェブサイトは &lt;strong&gt;unvt&lt;/strong&gt; が略称で、GitHub Pages に簡単なページを置いています。リポジトリは&lt;strong&gt;現在36&lt;/strong&gt;あり、いろんなスクリプトを共有しています。&lt;/p&gt;
&lt;h3 id=&#34;国連オープンgisイニシアティブ&#34;&gt;国連オープンGISイニシアティブ
&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;UNVT は国土地理院の職員が作ったプロジェクトですが、&lt;strong&gt;上の方では「オープンソースソフトウェアは GIS 以上に大事だ」と考えられていて&lt;/strong&gt;、&lt;strong&gt;国連オープンGISイニシアティブ&lt;/strong&gt;の中の10いくつかのプロジェクトの一つになっています。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;このイニシアティブは&lt;strong&gt;参加型&lt;/strong&gt;で、&lt;strong&gt;産学官のたくさんのプレイヤー&lt;/strong&gt;が参加しています。&lt;strong&gt;UNESCO や ESCAP、アフリカの機関&lt;/strong&gt;など国連組織が多いですが、&lt;strong&gt;国土地理院、OSGeo 日本支部、OpenStreetMap 関連、企業、大学&lt;/strong&gt;も多く入っておられます。ご興味があればぜひご連絡ください。&lt;/p&gt;
&lt;h3 id=&#34;基本的な考え方&#34;&gt;基本的な考え方
&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;国土地理院は自分たちで Web 地図を運営する必要がある&lt;/strong&gt;と思っています。**紙で地形図を作っていたので、Web でも地形図を出していく。**そのためのノウハウが &lt;strong&gt;UNVT&lt;/strong&gt; というソフトウェアで実現されています。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;この部分はオープンに共有していける&lt;/strong&gt;——**「皆さんのデータを、同じソフトウェア UNVT を使って、あなたの Web 地図を作りませんか」**ということをやっています。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;最初のものが私自身で、&lt;strong&gt;国連事務局（国連グローバルサービスセンター）で、国土地理院と同じ技術で地図を作る&lt;/strong&gt;ということをやりました。&lt;strong&gt;UNVT が共有されているので、同じバックグラウンドで発表していける。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;
&lt;h2 id=&#34;オープンソースというよりコードシェアリング&#34;&gt;「オープンソース」というより「コードシェアリング」
&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;最近考えているのですが、&lt;strong&gt;我々がやっているのはなかなか本格的なオープンソースソフトウェアではないんだろうな&lt;/strong&gt;と。言葉を考えてみると「&lt;strong&gt;コードシェアリング&lt;/strong&gt;」に近いのかなと思っています。&lt;strong&gt;非常に軽いスクリプトを共有している。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;我々の本業はコンテンツ&lt;/strong&gt;です。&lt;strong&gt;Web 地図で出していくためのノウハウをシェアしたい。&lt;strong&gt;しかし「オープンソースソフトウェア」と言うと、皆さん&lt;/strong&gt;非常にヘビーウェイトなもの&lt;/strong&gt;——&lt;strong&gt;8万行くらいのソースコードがあってしっかりプロジェクト管理されているもの&lt;/strong&gt;——を想像される。&lt;strong&gt;UNVT はそれほどでもない。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;整理してみると、&lt;strong&gt;我々のスクリプトはだいたい80行くらい。8KB ほどの単純なスクリプトをかなりカジュアルにシェアして、「これであなたのデータを変換できるか」を議論している&lt;/strong&gt;のがメインです。&lt;/p&gt;
&lt;h3 id=&#34;地図の世界の特殊性&#34;&gt;地図の世界の特殊性
&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;普通のオープンソースソフトウェアなら、プログラムのコードが8万行、データが800MB。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;でも地図の世界、特にベースマップの世界は違う。スクリプト自身は80行くらいなのに、800GB ほどのデータを扱う。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;データが重いコンテンツをいかに通していくか、しっかりホストしていくか&lt;/strong&gt;が重要になる。&lt;strong&gt;ソフトウェア自身というより、データをいかにしっかり変換するか、いかに安定的・持続的にホストするか&lt;/strong&gt;が我々特有のノウハウなのかなと思います。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;そのノウハウの世界は、ソフトウェアだけを出しても伝わらない。実際にやってみせることが大事&lt;/strong&gt;です。&lt;/p&gt;
&lt;h2 id=&#34;-adopt-a-geodata--データに愛着を持つ&#34;&gt;② Adopt-a-Geodata ― データに愛着を持つ
&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;UNVT のサイドプロジェクトとして「&lt;strong&gt;Adopt-a-Geodata&lt;/strong&gt;」（里親地理データ、といった感じ）をやっています。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;データに愛着を持って、実際に変換して、実際にスタイルをつけて、実際に運営する。このあたりのノウハウをみんなで共有していこう&lt;/strong&gt;というプロジェクトです。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;**オープンデータはたくさんあり、緯度経度がついた地理データもたくさんあるのに、まだベクトルタイルになっていない。**シェープファイルや GeoJSON のままで重く、なかなか見られない。**我々は地図屋なのですぐ地図になってほしいのに、まだ地図になっていないデータが非常に多い。**そういうオープンな地理データをベクトルタイルにしていくプロジェクトです。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;ウェブサイトは &lt;strong&gt;optgeo&lt;/strong&gt; という名前で、&lt;strong&gt;リポジトリは150ほど&lt;/strong&gt;あります。&lt;strong&gt;とにかく色々作っていく中でノウハウも溜まっていきますし、逆に生まれてきたソフトウェアもあったりします。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;最近のものでは——&lt;strong&gt;デンマークの住所データがとてもいい&lt;/strong&gt;と言われるけれど&lt;strong&gt;実際に見た方は少ないだろう&lt;/strong&gt;ので実際に見てみよう、とか。&lt;strong&gt;イギリスの Ordnance Survey のベクトルタイルを Raspberry Pi に入れて、どの現場に行ってもイギリス全国の地図が見られる&lt;/strong&gt;ようにしてみよう、とか。&lt;/p&gt;
&lt;h3 id=&#34;例1南極昭和基地の地形図&#34;&gt;例1：南極・昭和基地の地形図
&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;日本国内以外でも地形図を作っている例&lt;/strong&gt;があります。&lt;strong&gt;南極の昭和基地&lt;/strong&gt;です。&lt;strong&gt;2500分の1くらい、都市計画図と同じようなもの&lt;/strong&gt;を実は昭和基地について作っています。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;南極のプロジェクトでも「&lt;strong&gt;昭和基地をスマートシティにしたい&lt;/strong&gt;」とおっしゃっているところがあるので、&lt;strong&gt;日本で使っている最新の技術を当ててみたらどうなるか&lt;/strong&gt;ということで、&lt;strong&gt;昔ながらのシェープファイルだった南極の地形図データをベクトルタイルにしてみました。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;すべて GitHub で公開していて、&lt;strong&gt;UNVT の仲間たちでみんなで改善&lt;/strong&gt;しています。&lt;strong&gt;カジュアルにどんどんコミットしていくので、本格的なソフトウェアプロジェクトより回転が早く、身が軽い。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;南極については&lt;strong&gt;コミュニティをしっかり作ろう&lt;/strong&gt;と頑張っています。**南極に行かれる隊員の方は出発時はニュースになるのですが、船に乗って基地で実際に仕事をされている間、日本の我々となかなか会話が難しい。**そこで &lt;strong&gt;GitHub の Discussions&lt;/strong&gt; を使って議論を進めようとしているところです。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;きっかけをくださったのが、&lt;strong&gt;今まさに越冬隊で出発されている隊長&lt;/strong&gt;です。大学の先生で南極にも何度も行かれている方が、&lt;strong&gt;Raspberry Pi に非常に詳しく&lt;/strong&gt;て——「&lt;strong&gt;南極ではまだ紙の地図に鉛筆で書く世界が多いけれど、Web 地図をやってみたい&lt;/strong&gt;」とおっしゃった。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;**スマートフォンやタブレットを使うノウハウはあるけれど、インターネットがどうしても遅いので、サーバーを南極の基地や雪上車の中に置きたい。**そこで我々の技術が役に立つのではないかと。&lt;strong&gt;ベクトルタイルと、安価な車載用 GPS を Raspberry Pi で使う&lt;/strong&gt;という2つのプロジェクトを進めています。&lt;/p&gt;
&lt;h3 id=&#34;例2アルバニアと-openstreetmap&#34;&gt;例2：アルバニアと OpenStreetMap
&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;JICA のプロジェクトでアルバニアの国土地理院に技術移転&lt;/strong&gt;をしているのですが、&lt;strong&gt;最初に問題になるのがデータがない&lt;/strong&gt;こと。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;**データがないけれど、Web 地図の技術——特にベクトルタイルの技術——はお伝えしたい。**そこで非常に役に立ったのが &lt;strong&gt;OpenStreetMap のアルバニアのデータ&lt;/strong&gt;です。実際にベクトルタイルに変換する手順をすべて GitHub のリポジトリに置いて共有しています。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;国連の職務でも OpenStreetMap を非常にたくさん使わせていただいていて、ノウハウもあるので非常に扱いやすい良いデータ&lt;/strong&gt;だと思っています。&lt;/p&gt;
&lt;h3 id=&#34;例3基盤地図情報&#34;&gt;例3：基盤地図情報
&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;今度は逆に、&lt;strong&gt;国土地理院がもともと出している基盤地図情報&lt;/strong&gt;です。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;組織として正式にベクトルタイルを出すまでには少し時間がある&lt;/strong&gt;と思うので、&lt;strong&gt;UNVT のコミュニティで（もちろん仕様承認を取って）変換してみる&lt;/strong&gt;ということをやっています。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;さらに &lt;strong&gt;Mapbox のストーリーテリングの技術&lt;/strong&gt;を使って、&lt;strong&gt;基盤地図情報ベースで東京の観光案内のようなもの&lt;/strong&gt;を作ってみました。&lt;strong&gt;基盤地図情報のようなデータであっても、こういう Web 地図の技術にしっかり乗る&lt;/strong&gt;ということを実証しています。&lt;/p&gt;
&lt;h2 id=&#34;-地球観測データ--ベクトルタイル&#34;&gt;③ 地球観測データ × ベクトルタイル
&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;Earth Observation &amp;amp; Vector Tiles（EOVT）&lt;/strong&gt; という枠を別途考えています。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;地球観測は「とっても本格的なデータ」だと思われていて、専門のソフトウェアがないと見られない。「すごいデータだ」とみんな知っているけれど、実際にどういうものかを見る機会が少ない。&lt;strong&gt;そこで&lt;/strong&gt;親しんでもらうために何かできないか&lt;/strong&gt;、と。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;もう一つ——&lt;strong&gt;地球観測のデータは「宇宙には国境がない」世界で、国境も行政界も地名もない。そこに我々が持っている地形図のデータをうまく載せると非常に価値が出てくる&lt;/strong&gt;のではないか。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;従来は画像タイル同士を重ねると滲んでしまい、情報が重ならなかった。&lt;strong&gt;しかし&lt;/strong&gt;本質的に画像である地球観測データに、道路や建物といったベクトルデータが乗ると、これまで以上に価値が出せる&lt;/strong&gt;のではないか。&lt;/p&gt;
&lt;h3 id=&#34;ラスターをベクトルタイルにする&#34;&gt;ラスターをベクトルタイルにする
&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;お餅からお米を作るような話&lt;/strong&gt;かもしれませんが、&lt;strong&gt;ラスターデータをベクトルタイルにする&lt;/strong&gt;というのが面白い。&lt;strong&gt;画像のピクセル1個1個をベクトルにしていく&lt;/strong&gt;——このアプローチで&lt;strong&gt;すごく価値が出た&lt;/strong&gt;という話です。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;JAXA さんが出している高解像度の土地利用土地被覆データ&lt;/strong&gt;があります。地球観測データそのものというより、JAXA さんが処理をして「ここは水域」「ここは都市」「ここは水田」と分類したリモートセンシングのデータです。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;最近は解像度が非常に上がっていて、建物一軒一軒とピクセル1個1個があまり変わらないくらい。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;地図屋の人間は縮尺をすごく大事にする&lt;/strong&gt;のですが、&lt;strong&gt;縮尺をうまく使って情報を抽象化したり詳細化したりというところが、もう少し加えられるのかな&lt;/strong&gt;と思って頑張りました。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;この作例には&lt;strong&gt;3つのデータ&lt;/strong&gt;が使われています。&lt;/p&gt;
&lt;ol&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;JAXA の高解像度土地利用土地被覆データ&lt;/strong&gt; ——1画素1画素に属性がついていて、それを1個1個四角形にしている（青は水田など）&lt;/li&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;地理院地図のベクトルタイル&lt;/strong&gt;（地理院ベクタ）——地名・道路&lt;/li&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;標高タイル&lt;/strong&gt; ——街の中に急に傾斜地があり、奥に山がある、という地形が分かるように&lt;/li&gt;
&lt;/ol&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;この3つを素直に組み合わせるだけで、こういった見せ方ができる。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;
&lt;h3 id=&#34;やってみて面白かったこと&#34;&gt;やってみて面白かったこと
&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;① 全国シームレス&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;JAXA も全領域について土地利用土地被覆データを作られていますし、標高も地図も全国出しているので、&lt;strong&gt;一度技術的に作ると全国どこでもできる。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;② 早くて、ぼやけない&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;昔ながらの画像ベースのタイルはパタパタと遅かったりしますが、&lt;strong&gt;よく設計されたベクトルタイルは画像タイルより早い。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;そして**いくら拡大してもぼやけない。**昔ながらの Web 地図では、&lt;strong&gt;リモートセンシングのピクセルと Web 地図のピクセルが必ずしも一致していないので拡大するとぼやける。&lt;strong&gt;これは&lt;/strong&gt;1ピクセル1ピクセルをすべて四角形にしているので、いくら拡大しても四角の筋がシャープに残る。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;なお、&lt;strong&gt;「精度は担保できないところが見えているのでは」と心配しがち&lt;/strong&gt;ですが、&lt;strong&gt;UNVT や Adopt-a-Geodata は職務上の精度の責任から少し離れた実験的な取り組みなので、まず技術的にどこまでくっきりできるかを試している。そこがとてもいいところ&lt;/strong&gt;かなと思っています。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;③ 地形にぴったり張り付く&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;これは &lt;strong&gt;Mapbox GL JS v2&lt;/strong&gt; という優れたソフトウェアのおかげです。&lt;strong&gt;建物がぺったり張り付くのは少し気持ち悪い&lt;/strong&gt;のですが、&lt;strong&gt;3次元に立てるとまた違った見せ方になる&lt;/strong&gt;でしょう。地図記号もうまく立っていて綺麗です。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;④ ピクセルから音声合成&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;ピクセルをクリックすると、そのピクセルの属性——水田なのか落葉樹林なのか——を音声で読み上げる&lt;/strong&gt;ようにしています。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;凡例はとても大事ですが、貴重な画面のピクセルを占めてしまう。音声をうまく使って、知りたいところをクリックするとそこの凡例情報が出てくる&lt;/strong&gt;というのができるようになった。&lt;strong&gt;これもベクトルタイルの良さ&lt;/strong&gt;だなと思います。&lt;/p&gt;
&lt;h3 id=&#34;作り方&#34;&gt;作り方
&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;まさに80行程度のスクリプト&lt;/strong&gt;です。&lt;strong&gt;単純なデータをどんどん流していく&lt;/strong&gt;中で——&lt;/p&gt;
&lt;ul&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;GNU parallel&lt;/strong&gt; ——コマンドラインで並列処理&lt;/li&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;GDAL&lt;/strong&gt; ——地理空間データ処理のライブラリ&lt;/li&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;tippecanoe&lt;/strong&gt; ——ベクトルタイル生成&lt;/li&gt;
&lt;/ul&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;これらを組み合わせるだけでタイルのデータを作っていく。&lt;strong&gt;このコードは&lt;/strong&gt;これまで自分でもいろいろやっていたけれど公開できなかった。今 UNVT という流れがある中で公開していけるのが非常に面白い。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;ノウハウとしては、たとえば「&lt;strong&gt;とにかく一時ファイルを作らない。1つのパイプラインで処理するととても早い&lt;/strong&gt;」といったものがあります。&lt;/p&gt;
&lt;h3 id=&#34;標高タイルの補足&#34;&gt;標高タイルの補足
&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;国土地理院は &lt;strong&gt;256×256 ピクセルの PNG 標高タイル&lt;/strong&gt;を組織の事業として出していますが、&lt;strong&gt;Mapbox の新しいライブラリは WebP の512ピクセルタイル&lt;/strong&gt;を使っておられます。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;我々のデータもオープンデータなので、コミュニティとしてこのデータを変換して Mapbox GL JS v2 から参照できるように&lt;/strong&gt;しました。&lt;strong&gt;技術もタイルもオープンにしている&lt;/strong&gt;ので自由に使えます。&lt;strong&gt;いいデータを使うと地形がよく切れて見える&lt;/strong&gt;ようになり、&lt;strong&gt;これから高精度の標高をたくさん作ってまいります&lt;/strong&gt;ので、Web で当たり前に使えるようになるといいなと思っています。&lt;/p&gt;
&lt;h2 id=&#34;-unvt-portable--現場を目指して&#34;&gt;④ UNVT Portable ― 現場を目指して
&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;クラウド上にあるサーバーソフトウェアを、なるべく現場に近いところに配備できるようにする&lt;/strong&gt;話です。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;使うのは &lt;strong&gt;Raspberry Pi&lt;/strong&gt;。&lt;strong&gt;約100ドルのコンピュータ&lt;/strong&gt;で、一通りの Linux 環境が作れます。スマートフォンで使っている CPU ですが、&lt;strong&gt;割と我慢強く使えば結構いろんなことができます。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;2020年に東京で&lt;strong&gt;国連の地理空間情報・防災関係の会議&lt;/strong&gt;をやる予定でした（コロナの出だしで実施できず）。&lt;strong&gt;いろんな国の方に能力構築をする中で、クラウドへのアクセスが事情で難しかった。そこで Raspberry Pi を配って、その場のテーブルでやってみたらどうか&lt;/strong&gt;というのが始まりです。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;2021年は&lt;strong&gt;テレワーク・在宅勤務が多い&lt;/strong&gt;中で、**その機会をうまく使って Raspberry Pi でどこまでいけるかをかなり進めることができました。**南極の話にも関わってきますが、**ラックに入ったサーバーでやっていた仕事がどこまでいけるか。**5台ほど並べて使っています。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;情報工学の人間なのでやっていて非常に楽しかった。&lt;strong&gt;すべてが&lt;/strong&gt;この小さなコンピュータの中で閉じる。でもインターネットで繋がっていて、インターネットに対するサービスを全部出せる。昔ながらのインターネットの楽しさが再現できた&lt;/strong&gt;のかなと思っています。&lt;/p&gt;
&lt;h3 id=&#34;容量の制約がなくなった&#34;&gt;容量の制約がなくなった
&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;それ以前は GitHub Pages の無償ホスティングを使っていた&lt;/strong&gt;ので、&lt;strong&gt;元データ500MB程度、ベクトルタイルにして1GB以内&lt;/strong&gt;という制約が自然にありました。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;UNVT Portable を使うとその制約がなくなる。&lt;strong&gt;Raspberry Pi にハードディスクを繋ぐだけで&lt;/strong&gt;500GB&lt;/strong&gt;が簡単に作れるので、&lt;strong&gt;ホストできるタイルの容量の制約がなくなった。これは非常に大きかった。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;基本図・地形図をやる時は何百ギガというデータを扱う。それに近い規模のものが Raspberry Pi でできるようになった&lt;/strong&gt;ので、その領域をやってみようと考えました。&lt;/p&gt;
&lt;h2 id=&#34;-ボクセルタイル--静岡県の点群を変換する&#34;&gt;⑤ ボクセルタイル ― 静岡県の点群を変換する
&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;そこで最初に狙ったのが、&lt;strong&gt;このイベントの最初でもお話しされた杉本さんのところ——静岡県のポイントクラウドデータ&lt;/strong&gt;です。&lt;strong&gt;大きいことで有名なので、ボクセルタイルにしてみよう&lt;/strong&gt;と。&lt;/p&gt;
&lt;h3 id=&#34;ボクセルとは&#34;&gt;ボクセルとは
&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;画像の単位がピクセル。3次元を格子状に切った中の1個の単位がボクセル&lt;/strong&gt;（ボリュームエレメント）です。&lt;strong&gt;四角い格子で切って、1個1個がサイコロのようなもの。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;
&lt;h3 id=&#34;背景--3次元空間id&#34;&gt;背景 ― 3次元空間ID
&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;デジタル庁の重点計画で、モビリティ関係で「3次元空間ID」&lt;/strong&gt; という話が出てきました。&lt;strong&gt;3次元で実空間の位置情報を一意に特定する&lt;/strong&gt;というものです。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;経済産業省の資料でも具体化が進んでおり、&lt;strong&gt;検討体制にデジタル庁・経済産業省・国土交通省・国土地理院&lt;/strong&gt;が入っていて、&lt;strong&gt;我々も混ぜていただいています。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;仕様書を探してみると、**「3次元空間を立方体のボクセルにする」**とある。&lt;strong&gt;なるほど、立方体のボクセルにするのか&lt;/strong&gt;と分かってきました。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;国土地理院は実際のデータを扱う非常に現業的な部署&lt;/strong&gt;なので、&lt;strong&gt;実際にやってみせる——ボクセルを作ってみるのは我々の役割&lt;/strong&gt;かなと思い、&lt;strong&gt;今年在宅勤務の時間なども使って、Raspberry Pi を6〜7台ぐるぐる回して&lt;/strong&gt;作業をしています。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;KID&lt;/strong&gt;（空間ID）の &lt;strong&gt;C&lt;/strong&gt; ——ABC と来て&lt;strong&gt;3つ目のプロトタイプ&lt;/strong&gt;です。&lt;strong&gt;3回作ってやっと少し落ち着いてきた&lt;/strong&gt;という感じです。&lt;/p&gt;
&lt;h3 id=&#34;技術&#34;&gt;技術
&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;本当にシンプル、80行以下の世界&lt;/strong&gt;です。&lt;/p&gt;
&lt;ul&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;Ruby&lt;/strong&gt; でメタデータ・パラメータを作る&lt;/li&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;PDAL&lt;/strong&gt;（Point Data Abstraction Library）で点群を変換&lt;/li&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;tippecanoe&lt;/strong&gt; でベクトルタイルにする&lt;/li&gt;
&lt;/ul&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;静岡県の LAS データ（点群）を、また「餅を米にする」的な感じでボクセルにして、さらにベクトルタイルにしていく&lt;/strong&gt;——これを&lt;strong&gt;実質1個のパイプライン&lt;/strong&gt;で変換しています。&lt;strong&gt;1つのパイプラインでやるのは UNVT ファミリーでよく使う技術&lt;/strong&gt;です。&lt;/p&gt;
&lt;h3 id=&#34;結果&#34;&gt;結果
&lt;/h3&gt;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;静岡県の点群のうち半島側のデータ&lt;/strong&gt;を変換しました。&lt;strong&gt;高架の道路があるところ、山のあるところ&lt;/strong&gt;をボクセルで見せるとこういう形になります。&lt;strong&gt;非常に早く、グリグリ動く&lt;/strong&gt;ので、動かしているうちに感覚がつかめてきます。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;我々の特徴は「なるべく多くのクライアントで動かす」ことを重視して、割と軽く作ることにこだわっている&lt;/strong&gt;点かもしれません。&lt;strong&gt;1万円を切るような Android スマートフォンでもなんとか動く軽いものを作る&lt;/strong&gt;というカルチャーがあるので、&lt;strong&gt;パッと見た感じあまり魅力的でなくても、動かす中で立体感や実際の状況が分かる&lt;/strong&gt;ものを作りがちです。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;それでも&lt;strong&gt;白いところに走っているのはおそらく車&lt;/strong&gt;かなというものが映っていたり、&lt;strong&gt;本物のポイントクラウドとよく似て見えます。&lt;strong&gt;そして&lt;/strong&gt;データ量は何十分の1&lt;/strong&gt;。&lt;strong&gt;軽い中でなるべく伝えるべきものを伝える、という地図的なカルチャー&lt;/strong&gt;でやっています。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;ズームレベルを1つ増やすとボクセルのサイズを半分にする&lt;/strong&gt;という形にしていて、これは &lt;strong&gt;4m の空間分解能&lt;/strong&gt;のボクセルです。&lt;strong&gt;高架の道路、鉄塔、そして非常に面白いのが高圧線——電線がボクセルになるとすごく太って見えるので、電線に引っかかりたくない人、ドローンを扱う時には非常に可能性がある&lt;/strong&gt;のかなと思ったりしています。&lt;/p&gt;
&lt;h2 id=&#34;実際に作って掴みたかったこと--事実の構造&#34;&gt;実際に作って掴みたかったこと ― 「事実の構造」
&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;最終的には標準化をして相互運用性を高めることが大事&lt;/strong&gt;ですが、&lt;strong&gt;その前にデータの構造をよく見る必要があるし、実はそのさらに前に「事実の構造」——実世界が実際どうなっているのか&lt;/strong&gt;を把握することが大事なのかなと思っています。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;地理空間は5次元&lt;/strong&gt;です。&lt;strong&gt;緯度経度（XY）、高さ（H）、時間、そしてズームレベル。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;でも実際にはほとんど2次元なんですね。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;
&lt;ul&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;緯度経度方向は4万kmあるのに、高さはざっくりプラマイ10km。&lt;strong&gt;しかも&lt;/strong&gt;人間は土を離れては生きられない。空中でずっと生きている人はほとんどいないし、地下でずっと生きている人もほとんどいない。&lt;strong&gt;基本的に&lt;/strong&gt;地表という薄い層&lt;/strong&gt;に対して、&lt;strong&gt;緯度経度と比べたら非常に薄い&lt;/strong&gt;&lt;/li&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;時間は流れているけれど戻ることはない&lt;/strong&gt;ので、&lt;strong&gt;一度作ったものを再利用することがなかなかない。ここも薄い&lt;/strong&gt;&lt;/li&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;ズームレベルは特殊で、むしろデータの生産量を決めるパラメータ&lt;/strong&gt;&lt;/li&gt;
&lt;/ul&gt;
&lt;p&gt;つまり、&lt;strong&gt;3次元にしても時間を入れても、結局は緯度経度の方向が非常に深い&lt;/strong&gt;——これを&lt;strong&gt;実際にデータを作ってみて改めて認識&lt;/strong&gt;しました。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;空間IDをやっていく際も、タイルは基本的に XY で割るのですが、タイルの技術をうまく使えば、3次元であろうが時間変化があろうが、かなりいろんなことができる&lt;/strong&gt;のではないかと最近思っています。&lt;/p&gt;
&lt;h2 id=&#34;おまけ--環状配色&#34;&gt;おまけ ― 環状配色
&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;地図アートという素晴らしい技術&lt;/strong&gt;があって、&lt;strong&gt;1次元の数値に対して循環する色をつけていく&lt;/strong&gt;というものです。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;先ほどのポイントクラウドにこの配色を入れると——**同じデータなのに全く見えるものが違う。**非常によく分かりますし、&lt;strong&gt;先ほど申し上げた高圧線も非常に分かりやすく見えます。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;（※ サーバーが壊れてしまって現在は全部は見えていません。修復とデータの生産をやり直しているところです。ご関心ある方は直接ご連絡いただければご案内できるかと思います。）&lt;/p&gt;
&lt;h2 id=&#34;最後に&#34;&gt;最後に
&lt;/h2&gt;&lt;p&gt;国土地理院がやることは、&lt;strong&gt;クライアントが目標を達成するにあたって、我々の専門性で貢献していく&lt;/strong&gt;ことなのかなと思っています。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;我々は政府の中の機関なのでクライアントは政府機関が多いのですが、&lt;strong&gt;いろんな方が目標を達成するにあたって、地理空間のノウハウをご提供することで貢献できれば&lt;/strong&gt;と思っております。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;時間管理が申し訳なかったのですが、私からのお話は以上とさせていただきます。どうもありがとうございました。&lt;/p&gt;</description>
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