LT:天野 由貴/高校の情報デザイン〜経緯と課題
2022年度から高校の必修科目「情報Ⅰ」に情報デザインの単元が加わりました。しかし授業実践の論文を分析すると、情報デザインの本来の目的である「コミュニケーション」への言及がほとんど見られません。「作ってみた」で終わらせない教育をどう広げるかを論じます。
2022年度から高校の必修科目「情報Ⅰ」に情報デザインの単元が加わりました。しかし授業実践の論文を分析すると、情報デザインの本来の目的である「コミュニケーション」への言及がほとんど見られません。「作ってみた」で終わらせない教育をどう広げるかを論じます。
「円グラフは使うべきではない」と言われがちですが、本当にそうでしょうか。800名を対象に円グラフと帯グラフの読み取り精度・速度を比較した実験の結果、円グラフは専門家が言うほど悪くはなく、しかし一般の人が思うほど良くもない、という結論が得られました。
大学の可視化研究は、既存ツールの活用にとどまらず、独自の表現手法の開発や理論構築、ビジネスでは扱われないデータの分析ができます。散布図の自動選択から、AI推薦のジェンダーバイアス、絵画やJ-POPの進化まで、多彩な事例を紹介します。
ネットワーク可視化のツールはたくさんありますが、ただ使うだけでは「よくわからないけどすごそうな画」が出るだけです。毛玉(ヘアボール)にならない可視化のために、力指向・ストレスモデルなどグラフ描画アルゴリズムの原理と選び方を、情報可視化の研究者が解説します。
日本の発掘調査報告書は36億文字――もはや人間には読みきれません。奈良文化財研究所が進める文化財情報のプラットフォーム構築と、3D計測が明かした石垣の刻印や令和に見つかった新たな古墳の話です。
昔の地図は難解で読みにくい。誰にとっても親しみやすい現代風のデザインで江戸の地図を復元した「れきちず」の制作過程を紹介します。
モダンな地図ライブラリの多くは WebGL で描画しています。3Dプログラミングの「シェーダー」を書くことで、画面全体にチルトシフトやレトロTV風のエフェクトをかけたり、deck.gl の標準機能にはないアニメーションを自作したりできます。
Googleマップでおなじみのメルカトル図法は「角度が正しい」航海のための地図。面積が大きくゆがむため、点の分布図やコロプレス図で使うと情報量や数値の印象を誤らせます。主題図を誤解なく表現するための地図投影法の選び方を、地図の専門家が10分で解説します。
LLM は既に強力なグラフ作成ツールですが、独自のドメイン知識を追加学習させられるのか。学習指導要領のコードを Llama 2 にファインチューニングする研究の途中経過を、「ほぼうまくいっていない」という率直な報告とともに紹介します。
「良い中国の女の子」「社会的に受け入れられるアメリカ人女性」であろうとして、自分を小さな箱に閉じ込めてきた——。Data Sketches の共著者が、データ可視化から物理的なインスタレーションへと向かった10年と、自分の場所を取り戻すまでを語ります。